2014年12月10日
米
日本人の主食は「お米」です。お米はどのようにして生産されるのでしょうか? 農家の方が実際にどうやってお米を作っているのか、知らない人は多いのではないでしょうか。
お米ができるまでの一年の流れは、つぎのようになります。
1.苗づくり
お米づくりは、春は4月頃から始まります。最初に苗づくりを行います。種籾(たねもみ)を水に浸して発芽を待ちます。それの上に薄く土をかぶせて暖かく温度を保つためにビニールハウスの中に入れて並べます。太陽の光にあて温めて芽が出るのを待つのです。昔は苗を育てる田んぼのことを苗代(なえしろ)と呼びました。この苗代に種をまき、苗を育てていましたが、今は温かいビニールハウスの中で苗を育てます。
2.田起こし
5月の初めころには、田起こしという作業が行われます。トラクターを使って土を掘り起こして細かくして肥料を撒くのです。今はトラクターで行いますが、昔は馬や牛を使っていました。
3.代掻き(しろかき)
田起こしが済んだら、田んぼに用水路から水を張って土をかき混ぜてから平らにします。これを代かき又は田掻き、と言います。
4.田植え
5月の中旬から6月にかけて、田植えを行います。水を張った田んぼに苗を植えていくのですが、手作業でした昔と違って近年は、田植機を使います。田植の時期が農家にとってとても忙しい時期です。
5.草取り
6月~8月は、苗の成長を促すため肥料をやったり、草を取り除いたりする作業が必要です。その間、田んぼの水の張り具合を見るため、毎日田んぼに出かけて、苗の生育具合を見つづけなければなりません。農家の人は、刈り入れまで1日たりと休む日はありません。天候や気温によってお米のできが違ってくるので、田んぼの状態を最適にしておく必要があるからです。
6.稲刈り
田んぼが一面が黄金色に色づく8月から9月になると、いよいよ収穫です。いまは、人足による鎌ではなく、コンバインを使って刈り取りを行います。コンバインが登場する以前は、バインダーという機械をつかって、株ごと刈り取っていましたが、いまは穂先の籾(もみ)だけを刈り取るコンバインという農作業機を使用しています。
7.籾摺り(もみすり)
籾から籾殻を取り除いて玄米にする作業です。その時に出荷する分だけ籾摺りを行います。いまでは、籾摺りを各農家が行うのではなく、農協などに出荷委託しているところも多くなっています。
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お米ができるまでの一年の流れは、つぎのようになります。
1.苗づくり
お米づくりは、春は4月頃から始まります。最初に苗づくりを行います。種籾(たねもみ)を水に浸して発芽を待ちます。それの上に薄く土をかぶせて暖かく温度を保つためにビニールハウスの中に入れて並べます。太陽の光にあて温めて芽が出るのを待つのです。昔は苗を育てる田んぼのことを苗代(なえしろ)と呼びました。この苗代に種をまき、苗を育てていましたが、今は温かいビニールハウスの中で苗を育てます。
2.田起こし
5月の初めころには、田起こしという作業が行われます。トラクターを使って土を掘り起こして細かくして肥料を撒くのです。今はトラクターで行いますが、昔は馬や牛を使っていました。
3.代掻き(しろかき)
田起こしが済んだら、田んぼに用水路から水を張って土をかき混ぜてから平らにします。これを代かき又は田掻き、と言います。
4.田植え
5月の中旬から6月にかけて、田植えを行います。水を張った田んぼに苗を植えていくのですが、手作業でした昔と違って近年は、田植機を使います。田植の時期が農家にとってとても忙しい時期です。
5.草取り
6月~8月は、苗の成長を促すため肥料をやったり、草を取り除いたりする作業が必要です。その間、田んぼの水の張り具合を見るため、毎日田んぼに出かけて、苗の生育具合を見つづけなければなりません。農家の人は、刈り入れまで1日たりと休む日はありません。天候や気温によってお米のできが違ってくるので、田んぼの状態を最適にしておく必要があるからです。
6.稲刈り
田んぼが一面が黄金色に色づく8月から9月になると、いよいよ収穫です。いまは、人足による鎌ではなく、コンバインを使って刈り取りを行います。コンバインが登場する以前は、バインダーという機械をつかって、株ごと刈り取っていましたが、いまは穂先の籾(もみ)だけを刈り取るコンバインという農作業機を使用しています。
7.籾摺り(もみすり)
籾から籾殻を取り除いて玄米にする作業です。その時に出荷する分だけ籾摺りを行います。いまでは、籾摺りを各農家が行うのではなく、農協などに出荷委託しているところも多くなっています。
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Posted by のうやん at
20:08
2011年07月02日
コスト削減
生産者というのは、収益を少しでも上げるために常にコスト削減に取り組んでいます。たとえば、海外で製造された安いバルク・ブレンド肥料などの利用のように安価な肥料を探して利用しています。
生産者によっては高度化成肥料ではなく、単肥を自家配合して使用しているところもあります。大規模農家の場合は、まとめ買いをして少しでも安く仕入れるようにしています。
必要な資材についても、複数の業者から見積もりを取り、少しでも安い業者から仕入れるようにしています。
肥料の高騰だけではなく、近年の原油高において農業機械などの燃料費も相当のものですから、農業機械を利用にも省エネは重要です。
国からの免税措置もあります。トラクターなど農業機械が利用する軽油は、本来は軽油引取税という税金がかかります。しかし農業機械についてはこの税金を免除すると定めているのです。
免税軽油を使用するためには、まず「免税軽油使用者証(使用者証)」の交付申請が必要です。免税軽油使用者証をお持ちの方は、「免税証」の交付申請をすることができます。
そもそも軽油引取税とは道路の改修費用として収めるものなので、道路を利用しない農業機械は免除されるというわけです。
農業機械の購入においても、高価なものは周辺農家との共同購入があります。中古機械で利用できるものは利用し、点検整備もきちんと行います。このようにして生産者は日々コスト削減の努力をしています。
車と空と海と
生産者によっては高度化成肥料ではなく、単肥を自家配合して使用しているところもあります。大規模農家の場合は、まとめ買いをして少しでも安く仕入れるようにしています。
必要な資材についても、複数の業者から見積もりを取り、少しでも安い業者から仕入れるようにしています。
肥料の高騰だけではなく、近年の原油高において農業機械などの燃料費も相当のものですから、農業機械を利用にも省エネは重要です。
国からの免税措置もあります。トラクターなど農業機械が利用する軽油は、本来は軽油引取税という税金がかかります。しかし農業機械についてはこの税金を免除すると定めているのです。
免税軽油を使用するためには、まず「免税軽油使用者証(使用者証)」の交付申請が必要です。免税軽油使用者証をお持ちの方は、「免税証」の交付申請をすることができます。
そもそも軽油引取税とは道路の改修費用として収めるものなので、道路を利用しない農業機械は免除されるというわけです。
農業機械の購入においても、高価なものは周辺農家との共同購入があります。中古機械で利用できるものは利用し、点検整備もきちんと行います。このようにして生産者は日々コスト削減の努力をしています。
車と空と海と
Posted by のうやん at
20:09
2009年03月21日
農業の現状
親から農地を相続したけれど、農業をする気にはなれない。相続した農地をどうしたらいいのだろうか。担い手の高齢化から耕作地放棄などで遊休農地が増加し、これらの使われなくなった農地の管理問題は深刻です。そう、いま離農が問題になっているのです。
農業は、農地として土地を持ち、作物や植物を栽培し収穫そして出荷することで成り立っています。また家畜を育て、乳製品や皮や肉を得て食料などを生産する産業です。人間が生きていくうえで必要な食を生産する重要な産業なのです。
農業を営む人を農民、その家を農家と呼びます。農作物を栽培する場合、日照・雨・気温など自然環境に左右されるため不安定な面があります。そのため収入も、そのつどそのときの天候によって変わるため不安定です。
長年の知識と経験が必要な仕事なのです。また需要と供給の兼ね合いがあり、多く作りすぎても価格が安くなってしまいます。逆に少なすぎても売れ行きが悪くなってしまい、売り上げが低下することになります。市場価格の変動もあいまって、安定した収入というのは難しいものがあります。
また家畜を飼育する畜産では、市場価格の変動に加え、家畜の餌の高騰など負担が増えています。そのうえ朝早くから一日中、家畜の世話をするため大変な重労働です。
日本で多くみられるコメの生産についても、昔ほどコメの需要がありません。若者の米離れでコメの需要が減ってしまい、離農が増えています。
若者が農業を継がず、田舎から都会へ出て行ってしまうので後継者がおらず、現代の日本の農業が抱える問題として、農業者の高齢化問題が深刻です。
農地は手を加えずに放って置くと荒地になってしまいます。雑木や雑草が生い茂り、土砂が堆積され害虫も発生します。また産業廃棄物の不法投棄が行われたりと多くの問題が発生するのです。食料自給率アップのためにも、優良農地の有効活用・遊休農地の減少化は日本の農業における重点課題です。
そこでわが国では、遊休農地を放置しておくと、法的指導を受けることになります。まずは農業委員会から農業用地として有効利用するように指導されます。それでも従わなければ市町村長から通知がきます。市町村長の通知に従わないと30万円以下の罰金に処せられます。それでもだめな場合は、市町村によって買い入れ協議が行われます。
農地を放棄することなく、有効的に利用してもらえるように他の利用者、農業の担い手を探すことが必要になってきます。農地を売買する場合は、農地法に基づき法律上の申請が必要となります。申請しないで売買すると、正式には売買不成立となってしまいます。農地を遺産相続として相続する場合は農地法上の売買契約とは異なりますので、農地法上の許可はいりません。売買に関してあるいは利用者を探したい場合は、農業委員会に相談するといいでしょう。市民農園として他人に貸出するなどの管理方法もあります。
いまや自給率が低くなる一方で、安い輸入加工品に頼る日本の食糧事情。自給自足で自立できる国づくりが望まれます。
農業は、農地として土地を持ち、作物や植物を栽培し収穫そして出荷することで成り立っています。また家畜を育て、乳製品や皮や肉を得て食料などを生産する産業です。人間が生きていくうえで必要な食を生産する重要な産業なのです。
農業を営む人を農民、その家を農家と呼びます。農作物を栽培する場合、日照・雨・気温など自然環境に左右されるため不安定な面があります。そのため収入も、そのつどそのときの天候によって変わるため不安定です。
長年の知識と経験が必要な仕事なのです。また需要と供給の兼ね合いがあり、多く作りすぎても価格が安くなってしまいます。逆に少なすぎても売れ行きが悪くなってしまい、売り上げが低下することになります。市場価格の変動もあいまって、安定した収入というのは難しいものがあります。
また家畜を飼育する畜産では、市場価格の変動に加え、家畜の餌の高騰など負担が増えています。そのうえ朝早くから一日中、家畜の世話をするため大変な重労働です。
日本で多くみられるコメの生産についても、昔ほどコメの需要がありません。若者の米離れでコメの需要が減ってしまい、離農が増えています。
若者が農業を継がず、田舎から都会へ出て行ってしまうので後継者がおらず、現代の日本の農業が抱える問題として、農業者の高齢化問題が深刻です。
農地は手を加えずに放って置くと荒地になってしまいます。雑木や雑草が生い茂り、土砂が堆積され害虫も発生します。また産業廃棄物の不法投棄が行われたりと多くの問題が発生するのです。食料自給率アップのためにも、優良農地の有効活用・遊休農地の減少化は日本の農業における重点課題です。
そこでわが国では、遊休農地を放置しておくと、法的指導を受けることになります。まずは農業委員会から農業用地として有効利用するように指導されます。それでも従わなければ市町村長から通知がきます。市町村長の通知に従わないと30万円以下の罰金に処せられます。それでもだめな場合は、市町村によって買い入れ協議が行われます。
農地を放棄することなく、有効的に利用してもらえるように他の利用者、農業の担い手を探すことが必要になってきます。農地を売買する場合は、農地法に基づき法律上の申請が必要となります。申請しないで売買すると、正式には売買不成立となってしまいます。農地を遺産相続として相続する場合は農地法上の売買契約とは異なりますので、農地法上の許可はいりません。売買に関してあるいは利用者を探したい場合は、農業委員会に相談するといいでしょう。市民農園として他人に貸出するなどの管理方法もあります。
いまや自給率が低くなる一方で、安い輸入加工品に頼る日本の食糧事情。自給自足で自立できる国づくりが望まれます。
Posted by のうやん at
09:16